カクレクマノミの飼育を初心者が確実に行う方法

カクレクマノミの飼育

人気のカクレクマノミ飼育を初心者が確実に行える方法をご紹介。
他の海水魚を小型水槽で飼育する際にも応用可能です。

  
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飼育方法の予備知識

 カクレクマノミの飼育を始める前(カクレクマノミを買ってくる前)に知っておきたい事・・・
 それは、水槽で魚を飼うのと同時に『バクテリア』という目に見えない微生物を飼うことが大事だということです。
 熱帯魚などの淡水魚や、他の海水魚を飼育したことがある方なら既に知っていると思いますが、観賞魚飼育に於いては『バクテリア』を上手に繁殖させる事が長く、楽しく飼育するための決め手になります。
 ただ、熱帯魚などの淡水魚飼育と大きく違うところは、自然界でカクレクマノミなどの海水魚が住んでいる『海』という環境は、季節や天候の影響をほとんど受けない安定した世界であるため、『水質の悪化』や『水替え』などの環境の急変に弱いということです。
 水槽内の水が目にみえるほど汚れるまで何もしない(エサを与えるだけ)で、汚れてきたら綺麗になるまで水替えをするという方法では、海水魚はどんどん弱ってしまい、最悪死んでしまいます。
 海水魚飼育では、何をするにも『少しずつ』行うことが重要です。 そのために『バクテリア』を上手に飼って、水が汚れるのも『少しずつ』、水を替えるのも『少しずつ』行えるようにしなければなりません。

飼育に必要な器具と設置方法

カクレクマノミとイソギンチャク

水槽(フタ、水槽台)
 飼育したいカクレクマノミの数と、だいたいの大きさを全て足して、2を掛けたリットル数が入る大きさの水槽が最低必要になります。
 例:5センチのカクレクマノミ2匹なら、5×2×2で、20リットル。
 横60、奥行30、高さ36センチの水槽だと、6×3×3.6で、64.8リットル。水を満タンには入れられないので、約60リットル弱とすると、5センチのカクレクマノミなら5〜6匹飼育できることになります。
 ただし、これは最低の数量なので、水槽はなるべく大きなものをおすすめします。(水が汚れるのが『少しずつ』になるので。)
 ベストはこの60センチの水槽で2匹のカクレクマノミを飼育することです。
 カクレクマノミはペアになった相手以外を激しく攻撃する場合が多く、運悪くペアになれなかったカクレクマノミが弱ってしまうケースが多くなります。
 また、水と魚が飛び出さないようにフタが必要です。専用のフタが手に入らない場合は、透明なアクリル板や塩ビ板でも代用できます。
 それから、購入する水槽に水を満タンにした際の重さの物を置いてもグラグラしない台も必要になります。出来れば専用の水槽台を購入したほうが安心です。(日曜大工で作ってしまうという方法もあります。)

海水(人工海水)
 すごく水のきれいな海辺に住んでいる方以外は、人工海水が必要です。
 人工海水のメーカーや商品名をあまり吟味する必要はありません。
 それよりも、なるべく多め(必要な時に水替えできるし、割安に購入できる)に購入しておくことをおすすめします。

比重計
 海水は真水より重く、世界中の海は比重1.023前後と言われています。
 人工海水を水(水道水を一昼夜汲み置きしたもの、またはハイポなどでカルキ抜きをしたもの)に溶かす際に、比重計で1.023位になるように溶かしていきます。
 真水を1とした場合の比重を利用して塩分の濃度をはかるわけです。
 ただし、あまり厳密に行う必要はありません。比重が1.020から1.026の間くらいなら大丈夫です。

濾過器
 たくさんの濾過器具が販売されていますが、商品に海水で使用できることが明示されていない場合は店員に確認してから購入しましょう。
 底面式の場合は、底砂の掃除メンテナンスが頻繁になることを覚悟すること。
 外掛式の場合は、濾過材を入れられる量が少ないので、他の方法を併用するか表示されている適合水量分よりも大型のものを購入すること。
 外部式(エーハイム、コトブキパワーボックスなど)の場合は、酸素量が不足しがちなので、エアレーション(ブクブク)を併用するか、濾過器具から水槽に入る水をシャワー状に水面を叩くようにセットすること。
 内部式(水槽内にポンプ一体型の濾過材をセットするタイプ)は外掛式同様に濾過能力が不足しがちなことを考慮すること。

水質試験薬
 濾過が正常に行われていることを確認するため、亜硝酸塩(NO2)濃度測定用のものを購入しましょう。

照明器具

ヒーター
 カクレクマノミの適水温は24度前後で、一定に保つ必要があります。
 サーモスタット(水温が高くなり過ぎないように制御する装置)が一体になっているものと、別に購入する必要があるものがあります。
 最初は一体になっているものの方が安く購入できますが、ヒーターは2年に一度は新調したほうが良いので、その場合はヒーター部分とサーモスタット部分が別々のほうが割安になります。

水温計
 必ず必要なものではありませんが、ヒーターの故障、水替え時、夏場の水温管理をするために使用することをおすすめします。

サンゴ砂
 底面式濾過器具を使用する場合は必需品ですが、他の濾過器具で濾過材がセットになっていれば必ず必要というわけではありません。
しかし、水槽の底にサンゴ砂を薄く敷いておく方が水質が安定しやすくおすすめです。
4〜5ミリ位のサンゴ砂がメンテナンスをする時に楽です。

 その他、魚をすくうためのネット、エアチューブ、排水ポンプ(手で「パコパコ」する灯油ポンプと同じ仕組みのもの)、水替え用のバケツなどが必要です。


水槽を設置して最初にする濾過方法

カクレクマノミとイソギンチャク  購入した各器具を説明書をよく読みながらセットし(事前に飼育する海水に触れる部分はよく水洗いしておくこと。特にサンゴ砂)、水漏れなどがないことを確認し、水温が24度前後で安定したらカクレクマノミを入れても良いのですが、
このとき、買ってきたカクレクマノミが入っていた水に少しずつ(点滴のように)飼育する水を、水の量が4倍位になるまで入れて、カクレクマノミを馴らし、それからそっと水槽内に放します。 このときから1、2ヶ月間が『バクテリア』が繁殖するための期間です。
 『バクテリア』は水槽内のあらゆるものの表面(表面積の大きい濾過材やサンゴ砂は特に)に住みつき、汚れた水をキレイにします。
 ただ、イメージ的には、
1、2ヶ月間は水がどんどん汚れ(亜硝酸塩水質試験紙の色がどんどん濃くなり)ある日突然キレイになる感じです。 その間は飼育する人と、カクレクマノミ達の我慢の時です。
 カクレクマノミは死んでしまう場合もあります。  これを避けるために、この最初の期間に魚を水槽に入れず(買わず)、一度冷凍したイカの切り身や活きアサリを入れて『バクテリア』の繁殖に専念する方法もあります。

日常の管理

 ある日突然、亜硝酸塩水質試験紙が無色になり、最初のバクテリア繁殖に成功したら、水槽の半分位の水を水替えしましょう。
 そこからはカクレクマノミを長く、健康に飼育していくための日常の管理になります。
 一ヶ月に水槽の1/4位の水替えをしましょう。
 その際に、底面式濾過の場合には底砂の掃除を行いましょう。(汚れが湧き上らないように。)
 他の濾過方法の場合は、ウール・スポンジ類の掃除をしましょう。(濾過材は半年に一度位。 注意:真水・水道水で洗わない事。)
 水分が蒸発し、水槽の水が減ったら、その分の真水を足しましょう。(たまに比重もチェックしましょう。)
 エサは食べ残しがないように少しずつ与えましょう。
いかがでしたか?
参考になったでしょうか? 今回ご紹介した飼育方法や通販の案内、白点病などの病気への対応法は、
OH!Fish水族館で詳しく調べることが出来ます。

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相互リンク集

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